「もうグーグルアース使わないはず」…軍事衛星を打ち上げた金正恩の「次の野心」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.27 09:22
北東アジアの空が熱くなっている。北朝鮮が21日に打ち上げた軍事偵察衛星「万里鏡1号」が正常軌道に進入したことが確認され、域内国家の軍事衛星競争がさらに激しくなったからだ。韓国も30日に独自の偵察衛星を打ち上げる。米国をはじめ中国、ロシア、日本はすでに軍・政府用高解像度偵察衛星を通じて周辺国の軍事動向を把握する偵察競争をしている。
偵察衛星が重要なのは、韓米の北核脅威対応戦略「キルチェーン」の「目」に該当する戦力であるためだ。キルチェーンとは、普段は偵察衛星を通じて北朝鮮の軍事的な動きを細密に監視し、北朝鮮が核挑発など軍事的な動きを見せる時に先制的に関連軍事施設を打撃して除去する戦略をいう。事前探知後に加える先制打撃(preemptive strike)が核心だ。