世界的なポップ歌手テイラー・スウィフトのブラジルでのコンサートで観客が心停止で倒れ死亡した。

ブラジル現地紙など外信報道によると、１７日にリオデジャネイロで開かれたコンサートを見に行った観客の２３歳の女性が死亡した。

女性はコンサート会場で気を失い病院に運ばれたが結局心停止で死亡した。

コンサートに行った別の観客はＳＮＳを通じて主宰側の措置がこうした事態を招いたと批判している。

コンサート当日のブラジルは猛暑で、公演会場の体感温度は６０度に迫っていたが、それにもかかわらず主宰者は公演会場へのペットボトル類の持ち込みを禁止したためこうした事態が起きたというのが観客らの主張だ。

この日テイラー・スウィフトは公演を一時中断し、「観客に水を分けてほしい」と求めたりもしたと英スカイニュースは伝えた。

ある観客が投稿したコンサートの動画には、テイラー・スウィフトが「あそこ、３０フィート（約９メートル）、３５フィート（１０メートル）、４０フィート（１２メートル）後ろに水が必要な人たちがいます」と話す姿が写っていた。

死亡した女性はテイラー・スウィフトの熱心なファンだった。

現地紙によると、まだ残っている女性のＳＮＳにはテイラー・スウィフトのコンサート観覧を控えカウントダウンをしながら期待感を示す投稿もあった。

テイラー・スウィフトはこの日、インスタグラムのストーリーに観客の死に対し哀悼する直筆の手紙を投稿した。

テイラー・スウィフトは「私がこうした文を書いているのが信じられないが、今夜私の公演が始まる前にファンを失った。胸が張り裂けそうだ」と書いた。

続けて「このことにより私がどれだけ大きなショックを受けたか到底話せない。彼女が信じられないほど美しく、とても若かったという事実以外に私が知っている情報はほとんどない。悲しみに圧倒されたのでステージでファンの死について話せないだろう」と明らかにした。

その上で「私は深い喪失感を感じており、彼女の家族と友人に哀悼の意を示した」と付け加えた。