【コラム】セウォル号、梨泰院惨事、忘却も助長もするな=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.09 16:37
2日、金錫均(キム・ソクギュン)元海洋警察庁長が大法院(最高裁)で無罪確定判決を受けた。セウォル号惨事が発生してから9年7カ月後だ。金氏をはじめとする海警の幹部は惨事当時、救助に必要な注意義務を果たさず303人を死亡させ、142人を負傷させた疑い(業務上過失致死など)で裁判を受けてきた。朴槿恵(パク・クネ)政権で発生した事故の対処の法的責任を究明する作業が文在寅(ムン・ジェイン)政権を経て尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権に入って結論が出たということだ。
海警の幹部全員が免罪符を受けたのではない。惨事現場で救助を指揮した当時のキム・ギョンイル123艇長はかなり以前に懲役3年が確定した。キム・ムンホン元木浦(モクポ)海洋警察署長とイ・ジェドゥ元3009艦艦長は事件報告に関連して虚偽文書を作成した容疑で有罪判決を受けた。セウォル号のイ・ジュンソク船長には殺人容疑で無期懲役が言い渡された。