飛行機に乗り遅れた女性が空港滑走路に入って飛行機を停止させるという事件が発生した。

最近ＢＢＣなど海外メディアによると、オーストラリアのキャンベラ空港の滑走路で飛行機に向かって走っていった女性が逮捕され、起訴された。

事件は１日午後７時３０分ごろ発生した。目撃者が撮影した映像によると、一人の女性が滑走路上で飛行機の操縦席の近くに近づいていく姿が見える。女性は飛行機を停止させようと叫び、手を振ったりした。女性があきらめて滑走路から出ようと飛行機から遠ざかる姿もあった。飛行機から遠ざかりながらも何度か操縦席の方を眺めた。当時、滑走路には警報音が鳴っていた。

女性は搭乗時間に飛行機に乗ることができず、空港の保安検査を通過して滑走路に出て行ったという。

別の目撃者はＳＮＳに「女性は飛行機を逃したが、飛行機に乗ることができると考えたようだ」とし「女性は突然、セキュリティー職員を押しのけて飛行機の下へ走って行った。この女性は飛行機の前輪のすぐそばに立っていた」と伝えた。

幸い、女性を発見した操縦士が直ちに飛行機のエンジンを停止させ、大きな事故にはつながらなかった。この騒ぎで航空機の出発が１０分ほど遅れた。

現在、女性はオーストラリア連邦警察（ＡＦＰ）に逮捕され、取り調べを受けている。事件を担当した関係者は「女性は一種の精神的問題を抱えている」と伝えた。