米国、4つの戦争まで? 「安保外注化」のリスク拡大…韓国にも余波(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.05 11:10
冷戦終息から30年以上が過ぎた2023年、欧州と中東で同時に戦争が広がる状況を予測した国は地球上にほとんどないだろう。当初から米国が2つの戦場での圧倒的勝利戦略を事実上廃棄したのもこれに基づいたものだった。
だがいま、米国はウクライナ戦争と、イスラエルとハマスの戦争に、台湾とフィリピンでの中国発の局地的武力衝突の可能性まで一度に扱うことになった。ここに常時的に韓米に向け核使用を威嚇する北朝鮮まで「3個の戦場プラスアルファ」のシナリオに直面した。米国の拡大抑止に安全保障の相当部分を依存している韓国は米国の負担加重で韓半島(朝鮮半島)安保に隙き間ができる可能性に備えなければならないという指摘が出る。