ふさがった韓中関係に不景気まで…航空機・船舶の70%空席(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.11.04 12:59
カーフェリー運営会社の関係者は「カーフェリー運賃は片道15万ウォン(約1万7000円)ほどだが、乗客があまりにも少なく、現在は常時50%以上割引している」とし「例年の半分ほどしか運航していないが、職員よりも乗客が少ないため赤字が膨らむ状況」と話した。
航空券に比べて運賃が安いカーフェリーの乗客の大半は中国の「運び屋」商人だった。主な所得源は免税品、中でもマスクパックのような中低価格化粧品と炊飯器だった。しかし中国内の不景気でこれを購入する余力がある消費者が減り、商人もかなり少なくなったという説明だ。新型コロナ以前には平沢港を利用して月に3、4回ほど韓中間を行き来したという煙台出身の商人は「以前は免税店の割引率が45%ほどだったが、今は30%前半になり、売っても儲けが少ない」とし「韓国ブランドに対する好みが以前ほどではなく、購買代行価格も以前ほど競争力がないため、商人もかなり減った」と話した。