【韓半島平和ウォッチ】4つの戦争が同時勃発時、米国には韓国を助ける余力ない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.03 15:50
8月に開かれたキャンプデービッド会談は歴史的成果をあげた。3国間の安全保障協力基盤を准同盟水準に格上げして実戦的行動指針を用意した。北朝鮮の核・ミサイル脅威に備えた情報共有はもちろん、対応訓練も可能にした。訓練領域も地上・海上・空中を越えてサイバーを含む全領域に拡大した。訓練期間もまた、3~5年の多年計画で実効性を高めた。一言でいうと安全保障協力のビジョンと履行方案に対する持続力ある指針を作ったのだ。
世の中あらゆることがそうであるように、キャンプデービッド会談にも明暗が共存する。会談は一見3国が共同で当面の北朝鮮の核・ミサイル脅威に備えているかのように見える。しかし実は多分に中国の膨張政策に備えたものだ。韓日米間で公告した協力体系は朝中露をさらに結束させて我々に甚大な影響を及ぼすだろう。その中心にはいつ勃発するか分からない台湾事態が席を占めている。台湾事態が我々の安全保障に及ぼす影響を深層的に分析して備えなければならない。