「地下鉄の席が空いても立って行く」…韓国全国に「トコジラミ恐怖」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.01 09:49
毎朝、京畿道一山(イルサン)からソウル江東区(カンドング)に出勤するイさん(26)は先月30日から地下鉄に空いた席があっても立って出勤している。トコジラミ(南京虫)が全国的に広がり、地下鉄の座席にもトコジラミがいるのではと心配になったからだ。イさんは「欧州を旅行した時、トコジラミに刺されたが、蚊より10倍ほどかゆみがあった。それから1カ月間はトコジラミがいないか不安になり、電気を消して眠れないほど苦しんだ」とし「韓国は『トコジラミ清浄国』と思っていたが、2023年の韓国にもトコジラミがいるとは信じられない。どうやって暮らせばいいのか分からない」と話した。
「ベッドバグ(bedbug)」として知られるトコジラミが9月に大邱市(テグシ)啓明大の寮、先月13日に仁川市西区のサウナに続き、最近ソウル各地に出現したことが伝えられ、防疫当局が頭を悩ませている。市民の間でもトコジラミを心配する声がSNSなどで増えている。