「君だけの塔を築け」82歳の宮崎駿監督からのエール
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.26 16:08
闇の中の東京に空襲サイレンが鳴り響き、母親が入院していた病院に火事が起こった。火災で母親を亡くした11歳の眞人は父親と実家に疎開するが7人のお婆さんが世話する家で心を寄せる場所を見つけることができない。話をするアオサギと出会った眞人は消えた新しい母ナツコを探しにタブーの塔へと冒険に出る。
宮崎駿監督(82)が10年ぶりに公開した新作『君たちはどう生きるか』だ。少年の成長譚、世話焼きのお婆さん、秘密を隠しているような森の中の家、話をする鳥、別世界の神秘的な生物…。名監督には常連俳優陣がいるように、「宮崎駿ワールド」にはなじみの「顔たち」が並んでいる。デビュー作『未来少年コナン』(1978)のように口大きく開けてパンを頬張る眞人は『千と千尋の神隠し』(2001)のように家族を救うためにトンネルを通過して、小さくて小太りのお婆さんたちの助けを借りる。異時空の少女ヒミは『魔女の宅急便』(1989)のように見慣れない世界で自分の生活を築いていく。『天空の城ラピュタ』(1986)とともに飛行石が異世界のバランスを維持して、『もののけ姫』(1997)のこだまを連想させるような、可愛らしいが驚異的な存在わらわらが生命とは何かを見せてくれる。