第5世代戦闘機KF-21の水平急旋回・背面飛行に観覧客が歓声=ソウルADEX
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.10.21 13:42
18日、城南市(ソンナムシ)ソウル空港では超音速戦闘機「KF-21ボラメ(鷹)」が青空を飛行した。エンジンの轟音が「ソウル国際航空宇宙および防衛産業展示会2023」(以下、ソウルADEX)現場を訪れた観覧客の歓声を一瞬にしてかき消した。ボラメは5分間のデモ飛行で水平急旋回、背面飛行を見せ、国産戦闘機の技術力と威容を誇った。ボラメは最先端装備を搭載した第4.5世代戦闘機で、複座(2人乗り)形態が特徴だ。飛行する姿が一般に公開されるのは今回が初めてとなる。ボラメは最大速度マッハ1.81(時速2200キロ)で航続距離は2900キロ。
K防衛産業の現在の位置が分かるソウルADEXが防衛産業業者の関係者とメディアを対象に17日に開幕した。今年で14回目となるソウルADEXは1996年に「ソウルエアショー」としてスタートし、2009年からは奇数年10月に開催されている国内最大の航空宇宙・防衛産業分野専門国際貿易展示会だ。軍事的には北朝鮮軍の挑発を制圧する先端武器を確保し、産業的な側面では性能が優れた武器を輸出して「K防衛産業」地位を高める効果がある。今回は特に過去最多となる34カ国・550社が参加した。イ・ジョンホ・ソウルADEX共同運営本部長は「ソウルADEXは10年前に比べて倍以上に成長するなど世界で最も速いペースで発展している総合防衛産業展示会」と明らかにした。