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「バラバラになった死体が散乱」…空襲を受けたガザの病院で最小500人死亡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.18 07:56
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イスラエル軍が17日(現地時間)、ガザ地区のある病院を空襲して数百人が亡くなったとアルジャジーラ放送など外信が報じた。

パレスチナの武装組織ハマスが統治するガザ地区保健省はこの日午後、ガザ地区北部のアル・アハリ・アラブ病院がイスラエル軍の空襲を受けて少なくとも500人が死亡したと発表した。

 
保健省は「まだ数百人が建物の残骸の下敷きになっている」と明らかにしており、今後死亡者がさらに増える可能性がある。

現場で撮影されたと推定される映像を見ると、空襲を受けた病院建物は炎に覆われ、バラバラになった遺体が至る所に散乱していたとAP通信は伝えた。犠牲者の中には幼い子どもも相当数含まれていたことが分かった。

ハマスは今回の空襲について「大量虐殺」としながら「明白な戦争犯罪」と非難した。しかしイスラエル軍は「パレスチナ武装勢力の誤射によるもの」としながら関連性を否定した。

イスラエル軍はこの日声明を通じて「防衛軍の作戦システムを分析した結果、ガザ地区のテロリストがロケットを発射し、当時ガザ地区のアル・アフリ病院の近くを通過したことが分かった」と主張した。

続いてハマスとともにイスラエルに対抗しているパレスチナの武装組織に言及して「我々が入手した各種情報によると、ガザ地区の病院を攻撃したロケット誤射の責任が『イスラム聖戦』にあることを表している」とした。

今回の病院空襲に関連して世界保健機関(WHO)は声明を出して「病院に対する攻撃を強力に糾弾する」とし「ここは患者や医療スタッフ、看病人、避難民がいた施設」と批判した。

WHOは「アル・アフリ病院はイスラエル軍が避難命令を下したガザ地区北部病院20カ所中のひとつ」とし「入院患者が重症の状態であり、救急車・人材・病床収容力などを考慮した時、避難命令に従うのは不可能だった状況」と伝えた。

WHOはイスラエル軍が避難命令を撤回して民間人や医療施設に対する即刻的かつ積極的な保護に出るよう求めた。また「国際人道法を順守しなければならない」とし「これは医療サービスが積極的に保護されなければならず、決して標的になってはならないことを意味する」と付け加えた。

一方、今回の病院空襲は18日、米国のバイデン大統領のイスラエル訪問を翌日に控えて発生した。特にバイデン大統領はイスラエル訪問に続きヨルダン・アンマンを訪れて隣接国の指導者と会って民間人支援に関して議論する予定だった。アルジャジーラ放送は高位関係者を引用してパレスチナ自治政府のアッバス議長が病院空襲事態直後にバイデン大統領との会談を取り消したと伝えた。

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