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【中央時評】ノーベル科学賞と韓国の科学技術政策(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.13 11:51
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今は韓国の基礎科学研究環境が大きく改善し、先進国と肩を並べる研究結果も出ている。SCI発表論文数も世界12位を維持し、被引用回数も世界平均を上回っている。なら、時間が十分に経過すればノーベル科学賞が自然に出てくるということだろうか。必ずしもそうではないというのが問題だ。長いノーベル時差が示しているように、ノーベル科学賞を受けるには長期的な根気強い研究が必須だ。ところが韓国の科学技術政策は非常に短期的であり、数年以内に目に見える成果がなければプロジェクトがなくなる。かつて先進国を追いながら迅速に産業技術を確保しようという立場ではこれが効率的な政策だったのかもしれないが、他人が考えなかった独創的な技術を創出しなければいけない立場では非常に非効率的な政策だ。まして長期的な基礎科学研究については言うまでもない。

基礎科学支援に対する先進国の態度が韓国とどれほど違うかを見せるエピソードがある。2017年にノーベル物理学賞を受賞した重力波検出実験は米国立科学財団(NSF)の支援で遂行された。ところでNSFがこの研究課題に支援を始めたのは1992年であり、重力波の検出は2015年に成功した。NSFは23年間も結果が出ないプロジェクトに継続して研究費を支援したのだ。NSFが支援を決める際に総裁だったウォルター・マッセイ博士に会う機会があり、どのように成功が不確かな課題に果敢な支援を始めることができたのかと尋ねたところ、「NSFはそのようなことをするためにある機関だ」と当然のように答えた。韓国の研究財団がそのような決定をすればどうなるだろうか。政府と国会に呼ばれて成果のない課題に支援したという批判を浴び、おそらく数年も経たずに支援も終わるはずだ。

 
このように科学先進国は基礎科学研究に「支援するが干渉しない」という原則を徹底的に守っていて、こうした政策がノーベル科学賞受賞という業績を生み出す。果たして韓国政府と国会がこうしたレベルに達するまで何年かかるだろうか。また今の政府が研究課題管理を追撃型から先導型に変える真の研究・開発(R&D)革新のためにどれほどの努力しているのかが気になる。

呉世正(オ・セジョン)/ソウル大物理天文学部名誉教授/元総長

【中央時評】ノーベル科学賞と韓国の科学技術政策(1)

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