イスラエルとハマスの戦争、半導体に飛び火…供給網に「黄色信号」灯る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.11 09:39
イスラエルとパレスチナ武装勢力ハマスとの戦争が勃発した中で現地半導体メーカーの生産・運営支障により半導体供給網にも「黄信号」が灯った。「創業の国」と呼ばれるイスラエルは、ファブレス(半導体設計専門企業)から部品・装備メーカーなど半導体生態系全般にわたり核心世界的企業が布陣しており、中長期的観点で関連企業の戦略修正は避けられない見通しだ。韓国貿易協会が10日に明らかにしたところによると、韓国の対イスラエル輸入のうち最も高い割合を占める品目は半導体製造用装備で、全体の26.2%に達する。1~8月は3億1100万ドル規模だった。前年同期より6%ほど増加した。続けて電子応用機器が19.3%、計測制御分析器が10.2%で、3品目で輸入全体の半分以上となる55.7%を占めた。金額では6億6100万ドルだった。
1970年代から始まったイスラエルの半導体産業は、大型の世界的企業から多様なスタートアップまで半導体生態系全般に布陣されている。韓国は2019年にアジアの国で初めてイスラエルと自由貿易協定(FTA)を妥結しており、半導体装備関連の輸入関税も撤廃された。