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イスラエル軍、ガザの分離壁に集結…パレスチナ住民12万人恐怖の脱出(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.10 07:15
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南部キブツ(農業共同体)のレイムでは音楽フェス会場周辺で260人の民間人の遺体が見つかりイスラエルを衝撃に陥れた。スプートニク通信によるとハマスの軍事組織であるアルカサム旅団は8日深夜、イスラエルの首都テルアビブのベングリオン国際空港と南部アシュケロンにロケット砲を発射した。これに対抗しイスラエルはガザ地区内1000カ所の目標を報復攻撃し、パレスチナ保健省によると560人が死亡した。

負傷者も続出し、双方の保健省によるとイスラエル2300人、ガザ地区2900人の5200人以上が負傷した。ガザ地区内のパレスチナ住民は多くが避難を始め、国連人道問題調整事務所(OCHA)は8日午後9時基準で12万3538人が移動したと明らかにした。ガザ地区は360平方キロメートルに237万人が密集して居住している。

 
これとは別に双方は9日、ガザ地区周辺7~8カ所で交戦を繰り広げた。ハマスの報道官は「隊員はまだイスラエルで戦っている」と主張したのに対し、イスラエル軍報道官は「ガザ地区分離壁周辺地域の統制権を回復した」と明らかにした。レバノン南部に根拠地を置く武装勢力のヒズボラもこの日レバノンとシリア国境地域であるゴラン高原のイスラエル占領地域にロケット砲と迫撃砲を撃ちイスラエルも砲撃で対抗した。

バイデン米大統領は前日に続き8日にもネタニヤフ首相と電話し支援を改めて約束した。オースティン国防長官は2017年に就役した原子力空母「ジェラルド・フォード」の戦団の東地中海への移動を命令した。また、この地域にF35など戦闘機編隊を増強配備する方針だと明らかにした。

これと関連しウォール・ストリート・ジャーナルは8日、ハマスとヒズボラに所属する高位関係者の話として、イラン安保当局者がハマスのイスラエル攻撃を計画するのに助けになったと報道した。また、2日にはレバノンのベイルートで開かれた会議でハマスの大規模攻撃作戦をイランが承認したとも伝えた。

だが9日のAFP通信によると、イラン外務省報道官は「イランの役割と関連した疑惑提起は政治的理由に基盤を置いている。パレスチナはイラン政府の助けがなくても自国を守り自らの権利を回復するために必要な能力と意志がある」と主張した。

だが米国主導でイスラエルとサウジアラビアなどイスラム教スンニ派国との間のいわゆる「中東デタント」が推進される中で、シーア派の盟主であるイランがこれを防ぐためにハマスを支援したという疑惑は簡単には沈静化しない。これに先立ちハマスの報道官は8日、「イランはパレスチナとエルサレムが解放されるまでわれわれの戦士らともにすることを約束した」と主張した。

イスラエル軍、ガザの分離壁に集結…パレスチナ住民12万人恐怖の脱出(1)

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    2023.10.10 07:15
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    イスラエル音楽祭会場現場がハマスからの攻撃を受け、行事場所から脱出する参加者たち。[写真 X(旧ツイッター) キャプチャー]
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