「露朝の急造会談…『危険な取引』は北朝鮮の10月の衛星打ち上げで分かる」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.15 11:51
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのプーチン大統領の露朝首脳会談について、米国の北朝鮮専門家、シドニー・サイラー元米国家情報局(DNI)傘下・国家情報委員会(NIC)北朝鮮担当官は13日(現地時間)、「首脳会談後の合意声明や共同宣言が一つもなかった。露朝首脳会談が急造されたのは明らか」と述べた。
この日、中央日報の電話インタビューでサイラー氏は「プーチンもロシアが北朝鮮のためにできることに限界があることを認めている」とし、今後の露朝協力の拡大には限界があるという見方を示した。また、「ロシアに大胆に接近する金正恩の動きは、北朝鮮への影響力を維持しようとする中国としては歓迎できることでない」とも話した。
米中央情報局(CIA)で27年間にわたり北朝鮮情報の収集・分析をしたサイラー氏はDNI北朝鮮担当副調整官、国家安全保障会議(NSC)韓国・日本担当補佐官、国務省北核6カ国協議特使として活躍した米国内の屈指の北朝鮮専門家だ。現在は米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問を務める。