金正恩・プーチン「危険な取引」の時は…韓国「特段の選択」に追い込まれる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.13 07:34
これは国内世論と韓ロ関係などを考慮すると韓国政府としても政治的負担が大きい決定にならざるをえない。韓国政府はこれまで米国主導の対ロシア制裁に参加しながらも、殺傷武器支援はしないという確固とした原則を守っており、孤立無援の境遇で韓国まで敵に回したくないロシアもやはりこれを評価した。これは尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が7月にウクライナを訪問した際にロシアが公開的にだけでなく外交チャンネルを通じても何の抗議をしなかったことからも表れた。
だがプーチン氏が金正恩氏と武器取引に合意した瞬間、韓国とロシアの間で維持されたこうした最小限の関係維持の公式はすべて崩れることになりかねない。外交消息筋は「韓ロ関係がいくら重要だといってもプーチン氏が直接金正恩氏の手にわれわれを害する武器を与えるならばわれわれも対応せざるを得ない。そうしたことが現実化するならばわれわれが取る措置も自衛的次元になるだろう」と伝えた。