韓国政府「日本、1回目の汚染水放出終了…3回の異常信号は警報誤作動」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.12 08:15
福島第1原発汚染水の1回目の放出が終了した。日本側は来年3月まで福島原発に貯蔵された汚染水の約2.3%にあたる3万1200トンの汚染水を放出する計画であり、近いうちに2回目の放出が進められる見込みだ。
韓国の朴購然(パク・グヨン)国務調整室第1次長は11日、政府ソウル庁舎で開かれた記者会見で「きょう設備内部の残留汚染水洗浄作業を終えれば最終的に1回目の放出分の放出はすべて終了する」とし「10日午後2、3時に汚染水を送るポンプの作動が停止した」と明らかにした。
日本側は先月24日に放出を開始して計7763立方メートル(約776万3000リットル)の汚染水を放出し、ここにはトリチウムが計1兆2440億ベクレル(Bq)が含まれていたと、政府は明らかにした。朴次長は「(日本側の汚染水放出過程で)緊急遮断バルブの作動や手動停止など異常状況はなかった」とし「原発付近10キロ以内の14カ所で採取した試料を分析した結果、トリチウム濃度が放出中断判断基準より低い水準であることを確認した」と説明した。