韓国、「9月危機」ないというが…第2金融圏の延滞率急騰に緊張
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.05 09:04
第2金融圏と呼ばれる銀行以外の金融機関で延滞率の上昇が止まらなくなっている。韓国政府の鎮火にも「9月危機説」が静まらない理由だ。高金利の余波が続く中で第2金融圏から資金を多く借り入れている零細自営業者への貸付がコロナ禍貸付支援終了もあり不健全化するという懸念が出ている。
金融監督院が4日に明らかにしたところによると、相互金融組合(農協、水協、信用協同組合、山林組合)の延滞率は6月末に2.8%を記録した。昨年末の1.52%より1.28ポイント上昇した。不動産景気不振の余波により不動産プロジェクトファイナンス(PF)で延滞が増えたためだ。相互金融の企業向け貸付延滞率は6月末に4.12%で6カ月前の2.23%から1.98ポイント上がった。