「臓器売買もOK」…お金刷って失敗したアルゼンチン、「チェーンソー男」が突風起こす(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.28 10:53
南米の左派ポピュリズムであるペロン主義(ペロニズム)政権が執権しているアルゼンチンが、大統領選挙を控え前例のない混沌に突き進んでいる。現地メディアのブエノスアイレス・タイムズによると、24日にアルゼンチン全域で同時多発的に強盗や略奪が起き、約200人が逮捕された。ワッツアップなどソーシャルネットワーク(SNS)でスーパーマーケットと商店に侵入して器物を壊し商品を盗んで逃げる「略奪動画」が流行のように広がり、ブエノスアイレス、西部メンドーサ、中部コルドバなどの大都市で同様の事件が150件以上起きた。
政府は矢を野党陣営の候補に向けている。13日の大統領選挙予備投票で突風を起こした「極右ポピュリスト」で自称「無政府資本主義者」のハビエル・ミレイ氏を背後だと指摘しながらだ。フェルナンデス大統領は「この事件は組織化された犯罪」と話し、大統領府のセルティ報道官は「この流れにはミレイ氏と追従者のSNSがあった。彼らを主犯とみるべきだ」と攻撃した。これに対しミレイ氏は自身の関与を強く否定しながら「政府自体が略奪の背後」と反論した。