サッカー女子ワールドカップ優勝直後に自国選手にいきなりキスして炎上したスペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長が結局正式に謝罪した。

ルビアルレス会長はスペインサッカー連盟が２１日にＥＳＰＮなどメディアに公開した映像を通じ「ミスを犯した。当時感情があふれた。悪い意図は全くなかった」と釈明した。

その一方で「外では波紋が大きくなった。その場面がさまざまな人の気持ちを傷つけたため。これに対して私は謝らなければならない。今回の事態を通じさらに学び、一機関のトップとして慎重に行動しなければならないという事実を改めて心に刻む」と付け加えた。

合わせて彼は自国代表チームのワールドカップ優勝という成果より自身の行動から始まった議論がより注目され遺憾だといった。

ルビアレス会長は「（ワールドカップ優勝が）スペインの歴史で女子サッカーが収めた最もすごい成功なのでさらに悲しい。（男女合わせて）スペイン２度目の優勝を祝いたいのにこの問題が影響を与えた」と明らかにした。

スペイン女子サッカー代表チームは２０日にオーストラリアのシドニーで開かれた大会決勝戦でイングランドを１－０で破った。史上初のワールドカップ優勝だった。

その後の表彰式でルビアレス会長がステージに上がったジェニファー・エルモソ選手と抱擁した後、両手で顔を抱いてキスして炎上した。

主要外信はルビアレス会長の行動は「同意ない身体接触」であるだけに広範囲に見れば性暴力に近いと一斉に批判した。

スペイン主要日刊紙エルパイスは「エルモソ選手はルビアレスのキスを喜んでいない。私たちもそうだ」という見出しの社説を通じ批判した。同紙は「スペインサッカー連盟会長は誤解だったと言えるが、突然（他人の）口にキスするのは『攻撃』だ。『キス泥棒』は常に驚くべきで愉快に近づくものではない。反対にそれは侵害」と指摘した。

スペインのイレーネ・モンテロ平等相もＸ（旧ツイッター）を通じ「同意のないキスを当たり前のことと考えるな。これは女性が日常的に体験する性暴力の一形態」と指摘した。