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ハワイ34世帯高齢者住居団地も火に包まれて…「ほとんどが生死不明」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.17 09:47
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ハワイ・ラハイナの山火事被害地域にあった34世帯の高齢者住居団地が激しい炎に包まれた事実が伝えられ、入居していた高齢者の相当数が犠牲になった可能性が提起された。

◇「歯科予約のために難を逃れた…バカみたいな幸運にすぎない」

 
ハワイ州マウイ島にある高齢者住居団地「Hale Mahaolu Eono」の生存者、サンフォード・ヒル(Sanford Hill)さん(72)は16日(現地時間)、米NBC放送とのインタビューで「隣人のうち誰が生き残ったのか知るすべがない」として火災当時の状況を説明した。

火災が発生した8日午前8時ごろ、ヒルさんと隣人のほとんどは消防署員が地区の東側で火災を鎮圧するのを見守っていた。

建物管理人は入居者に「避難しなければならなくなるかもしれない」と声をかけて回り、一部の住民は駐車場に集まった。

ヒルさんは「このようなことが起こるかもしれない考えたので避難するためのすべての準備をした」とし「だが『火が100%鎮火された』と言って警察と消防も離れた」と伝えた。

8日午前9時55分ごろ、マウイ消防局はラハイナ山火事が100%鎮圧されたと宣言したが、その後強風に乗ってくすぶっていた小さな火が再び大きくなった。

当時はヒルさんも火災が鎮圧されたと考えて午後1時30分に予約しておいた歯科の時間に合わせて家を出た。風が非常に強かったが焼けた臭いはしなかったという。

ヒルさんは「私を含めて誰も火災を心配していなかった」とし「他の人たちはみな家にいた。誰も避難しなかった」と言った。

◇「34世帯中、確認された生存者はごく少数」

午後3時ごろ、歯科から帰ってきたヒルさんは真っ黒な煙が東側から迫っているのを目撃した。激しい風で火が生き返り、急速に燃え広がっていた。

家に向かって車を運転していたヒルさんは慌てて逃げている一人の女性と会った。この女性は「地区が燃えている」と知らせ、ヒルさんはこの女性を車に乗せて一緒に避難したおかげで生き残ることができた。緊急サイレンは鳴っていなかった。

ヒルさんが入居していた団地には34世帯が入居していたが隣人のうち脱出を確認したのは3人だけで、他の生存者から生存について伝え聞いた人もいるが一握りだとヒルさんは伝えた。

シルバータウンを所有した会社にも電話をかけてみたが何の情報もないという回答が返ってきたという。

ヒルさんは「適時に警告してくれる人がいたならこんなことは起きず、人々は死ななくてもよかったはず」としながら「私が生き残ったのはバカみたいな幸運にすぎない。私も逃げる時期を逃していたかもしれない」と話した。

ヒルさんにはそれまで家がなかったが、2016年ラハイナのこの高齢者住居団地に引越してきた。月144ドル(約2万1000円)の安い賃貸料のおかげで月914ドルの社会保障手当で快適に過ごすことができた。

火災によって一日で家を失い、今後どこに住めばよいのか全く分からなくなったというヒルさんは、数十年間マウイを撮影してきた写真が入ったコンピュータも一緒に焼けてなくなってしまったと語った。

この団地に住んでいた他の高齢者の家族も心配している。

98歳の祖母を探すためにカリフォルニア州から来たクリフォード・アビハイ(Clifford Abihai)さんは避難所を尋ね歩いて行方不明の張り紙も付けて回ったが何の情報も得られなかったとし「私が願っているのは祖母が無事だという確認だけ」と話した。

90歳の祖母を探しているダニエル・ヤクート(Danielle Yakut)さんも「私たちは(現場に)入ることができず、探すことさえできない」とし、苦しい心境を吐露した。

ハワイ当局が身元を公開した死亡者2人中1人のバディ・ジャントク(Buddy Jantoc)さん(79)もこの高齢者住居団地に入居していたことが伝えられた。

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    資料写真 [Pixabay]
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