ジャンボリー大会運営巡り…全羅北道知事「組織委が予算権限」vs与党「今になって責任転嫁」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.15 08:37
与党が2023セマングム世界スカウトジャンボリー大会のずさんな運営責任を全羅北道(チョルラブクド)に転嫁すると、金寛永(キム・グァニョン)全羅北道知事は14日、全羅北道庁で記者会見を開き「全羅北道が間違った部分があるとすれば、当然それにともなう責任も負う」としつつも、「虚偽事実を主張して全羅北道人の自尊心に深刻な傷を与え、名誉を失墜させる行為はこれ以上黙って見過ごさない」と述べた。
金知事は全羅北道が中央政府のセマングム関連の社会間接資本(SOC)予算を引き出すためにジャンボリーを利用したという主張に「虚偽事実」と強く反論した。金知事は「セマングム事業はジャンボリーが招致されるずっと前からすでに国家事業として推進されていた」とし、「10兆ウォン(約1兆円)規模のセマングムSOC事業はジャンボリーと関係なく、セマングム基本計画によって推進された事業」と述べた。金知事は、「今回論争になったセマングム南北道路の場合、ジャンボリー招致(2017年)以前の2011年にすでにセマングム基本計画に反映されていた」と説明した。予備妥当性調査が免除されたセマングム国際空港事業についても「文在寅(ムン・ジェイン)政府から国家均衡発展のために地域が希望する予備妥当性調査免除の案件を出すように言われて免除された」とし、加徳島(カドクド)新空港のような事例だと主張した。