「気温1度上昇で性暴行6%増加」…極限気候の背筋が凍るような警告(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.21 09:02
◇「暑さが人を怪物に」…熱に弱い脳
気候変化が暴力や犯罪増加につながる原因として、医学界ではセロトニンという神経伝達物質に注目している。学術誌「Nature(ネイチャー)」の姉妹紙「Scientific Reports(サイエンティフィック・リポーツ)」などによると、セロトニンは人間の攻撃性をコントロールする物質だが、高温に比較的弱い。極限の暑さのためセロトニンが欠乏すると、アドレナリンやエンドルフィンのようなホルモン分泌を調節することが難しくなり、これに伴って暴力性と攻撃性が増すという説明だ。