輸出競争力育てた韓国企業…「円安攻勢」に耐える体力強くなった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.18 07:34
円安が韓国の輸出に及ぼす影響に対する視線が変わっている。円の価値が落ちる円安は日本の輸出商品の価格競争力向上につながり、これは日本と競争する韓国の輸出企業に悪影響を及ぼすというのがこれまで常識だった。だが現在の歴代級円安が輸出に及ぼす影響は限定的という声が出ている。韓国と日本の輸出構造が変わり為替相場が輸出に及ぼす影響は減っているという説明だ。
金融圏によると17日午後3時30分基準で対ウォン円相場は100円=914.02ウォンを記録した。前営業日の917.62ウォンより3.60ウォンの円安だ。円相場は約8年ぶりに一時800ウォン台まで円安が進み最近になりやや値を上げているが、4月末まで100円=1000ウォン台で推移していたのと比べると依然として安い水準だ。
記録的な円安はそうでなくても振るわない輸出には踏んだり蹴ったりにならないかとの懸念が出てきた。韓国と日本が似た物を世界市場で売る時に円安を背にした日本製品の価格競争力が向上するからだ。韓国の前年比月間輸出額は昨年10月から6月まで9カ月連続マイナスだ。今月1~10日の輸出額も1年前より14.8%減った。