大韓航空とアシアナ航空の結合難航…世界7位の航空会社誕生に「乱気流」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.09 12:22
こうした状況から見ると、大韓航空の立場では寡占の懸念解消に努めるという具体的な案を前面に出して残る競合国を説得するのが何より重要だ。実際に大韓航空はこれに先立ち中国など11カ国で買収承認を受ける際にシェアを引き下げることを条件に掲げ、それが通じた。3月に英国競争当局の承認を受けながらもロンドン・ヒースロー空港のスロット(特定時間帯の発着枠)7個とアシアナ航空の仁川(インチョン)~ロンドン線の輸送権を英ヴァージン・アトランティック航空に譲渡することにして寡占の懸念を解消した。これと同様にEUと米国、日本でも一部譲渡すべきものは譲渡する形で寡占の懸念を減らすという観測が出ている。
ただこの過程で過度に不利な条件を掲げて韓国の航空業の競争力が落ちかねないという懸念も提起される。この場合は消費者への影響が予想される。例えば輸送権を渡せば韓国とEU、米国、日本を結ぶ直行便が減り、最も重要なスロットを返却すれば航空機が深夜や早朝など不利な時間帯に離着陸しなければならない。大韓航空はこれを最大限考慮して企業と消費者双方に得になる方向で残りの承認を受けたいという立場だ。大韓航空関係者は「審査延長期間に欧州委員会と円満に是正措置協議を終えて最終承認を受けられるよう最善を尽くす。米国と日本の状況も楽観的にみている」と明らかにした。