アシアナ航空、ドア開けられ20億ウォン失う…航空機テロ男に請求か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.30 07:13
飛行中の飛行機の非常ドアが乗客に開けられる事故が起き「どうして空中で飛行機のドアが開くのか」に対する疑問が続いている。ドアが開けられる事故により数十億ウォンの被害を受けたとみられるアシアナ航空は該当機種の非常口座席販売を無期限で全面中断することにした。
◇飛行中の飛行機のドア、どうして開けられたのか
今回の事故が発生したエアバスのA321-200型は与圧方式、すなわち機内と機外の気圧差を利用してドアを開閉する。問題は飛行高度が約1000フィート(約300メートル)まで低くなれば機外の大気圧と機内の気圧差が減りドアが開けられるようになるという点だ。今回の事故もやはり着陸1~2分前の約700フィート(約213メートル)上空で起きた。着陸直前のため乗務員もやはり席に座り安全ベルトを着用していた。ただ一定高度以上で飛んでいる時は人力でドアを開くのは事実上不可能だ。ある航空会社関係者は「圧力差があまりにも大きく人の力では無理。約15トンの力を加えなくては開かないと承知している」とした。