韓国野党「IAEAが空っぽ報告書出した」…与党「国際機構まで野巫扱い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.05 08:36
韓国最大野党「共に民主党」は福島汚染水放流計画が「国際安全基準に合致する」という国際原子力機関(IAEA)の最終報告書に対して「検証されていない空っぽ報告書」としながら攻撃した。反面、与党「国民の力」は民主党に対して「そろそろ怪談政治を中断するべき」と圧迫した。民主党の「福島原発汚染水海洋投棄阻止対策委員会」は4日、IAEA報告書発表後に記者会見を開き、「IAEAの独自検証ではない、日本政府と東京電力の立場と想像だけをそのまま写し書きした空っぽ報告書」と猛非難した。最終報告書で▽核廃水を浄化するという多核種除去設備(ALPS)の性能検証が全く行われていない▽IAEAが試料採取した汚染水分析もない▽海洋放流が最適な代案なのか検討してもいない--と主張しながらだ。魏聖坤(ウィ・ソンゴン)対策委員長は「すべての内容が完ぺきに想像された前提下で評価が行われた」と話した。対策委所属の梁李媛瑛(ヤンイ・ウォンヨン)議員は「設備が完ぺきに作動して基準値以下に処理されるだろうという仮定下に書かれた報告書という意味」と説明した。
この日民主党は汚染水放流阻止闘争を継続するとの立場も明らかにした。断食9日目の禹元植(ウ・ウォンシク)議員は国会疎通館で記者会見を開き、「政府・与党が親原発科学者を前面に出して彼らだけの論理を科学だと言い張り、国民を欺くことこそ怪談、扇動、ポピュリズム」と話した。金榮鎭(キム・ヨンジン)・李秀眞(イ・スジン)ら環境労働委員会所属議員はリレー断食座り込みを続けると話した。