韓国野党「うんちを食べることはあっても汚染水は飲めない」…専門家が見た「汚染水ファクト」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.03 08:01
共に民主党が1日、ソウル市庁前に総集結した。国際原子力機関(IAEA)が4日、日本政府に福島汚染水放流の安全性評価報告書を伝える前に、汚染水放流糾弾に向けた大規模の集会を開いた。集会では「うんちを食べることはあっても福島の汚染水は飲めない」(イム・ジョンソン議員)といった荒々しい発言が相次いだ。
街頭に出た民主党が信じるのは圧倒的な反対の世論だ。韓国ギャラップの世論調査(先月27~29日)で、回答者の78%は福島汚染水の放流が「心配だ」と答えた。国民の力の支持層も28%が「非常に心配だ」、25%が「ある程度心配だ」と答えた。(※詳しくは中央選挙世論調査審議委ホームページ)
汚染水は2011年3月、福島原発事故が起きた後、溶けた核燃料を冷やすために注入した冷却水だ。放流時点の容量は137万トンと推算される。日本は、多核種除去設備(ALPS)を通じて放射性物質をほとんどろ過した後、IAEAの検証を経て放流すると明らかにしてきた。中央日報は専門家とともに主な争点をファクトチェック形式でまとめた。