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5メートルのテーブルに座ったプーチンが変わった…反乱後に見せた「奇異な光景」に驚き

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.03 06:50
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先月24日に民間軍事会社ワグネルグループの反乱が中断された後、ロシアのプーチン大統領の公開行動が目に見えて増えた。ワグネルグループ創設者のプリゴジン氏がベラルーシのルカシェンコ大統領との交渉により「モスクワ進撃」を止めてからプーチン大統領は4日間全国を飛び回り、大衆に残らず公開された。BBCは1日、「プーチン氏が1週間全速力で走りあちこちで神出鬼没するように登場した。まるで再選に向けた運動を始めたかのようだ」としてプーチン氏の動きを集中分析した。

反乱後にプーチン大統領が初めて姿を表わしたのは先月26日の国民向け演説だった。夜10時を過ぎた時間にテレビで中継されたこの演説で彼が強調したのは流血事態を防いだという点だった。プーチン大統領は「事件初期から深刻な流血事態を避けようと私の命令により措置が取られた」と強調した。自身の指導力により事態悪化を防いだということだ。また、反乱主導者を非難しながらも「ワグネルグループの指揮官と兵士の大部分は愛国者であることを知っている」と話した。反乱勢力のうち幹部と一般戦闘員を区分したのだ。

 
27日には公開席上に姿を見せ健在を誇示する本格的な歩みに出た。

彼はレッドカーペットが敷かれたクレムリンの野外階段を降りてきて広場で保衛軍と近衛隊の軍人約2500人を対象に演説をした。ロシア皇帝の戴冠式の行列が歩いた場所だ。ここでプーチン大統領は「みなさんが祖国を激変から救った。事実上内戦を防いだ」として軍を称えた。この日の行事以降プーチン大統領の公開行動が増えた。彼は先月26日の国民向け演説をはじめ異例の公開席上に登場した。

翌28日には正常業務に復帰したことを見せるようにモスクワを離れ現場に出た。彼が訪問したのはロシア南西部ダゲスタン共和国デルベント。観光発展会議を主宰するための訪問だったが、話題になったのは市民の中にまぎれ込んだプーチン大統領の姿だった。

公開された映像によると、プーチン大統領は人波に囲まれて市民と握手し写真撮影をするかと思えば、ある少女の頭にキスする姿まで見せた。市民は彼に拍手と歓呼を送った。

これに対してBBCはプーチン大統領が首脳会談の時にも長いテーブルを間に置いていたと言及しながら「奇異な光景」と表現した。また「群衆に近付いて疎通する姿はとてもプーチンのようではない」と評価した。

この日の行事を報道した国営テレビは、プーチン大統領が市民の歓待を受けた事実を強調した。国営テレビ「ロシア1」の人気トークショー進行者も「ロックスターもこれほどの歓迎を受けたことはない」としながらこの日の公開行動を称えた。また「西側はプリゴジン氏の反乱により大統領の立地が弱まったと笑い話をするが、実際はその反対ということが今回証明された」と主張した。

29日にはモスクワで開かれた「新しい時代に向けた強力なアイデア」フォーラムに参加し演説した。ここでプーチン大統領は企業展示会場の黒板に絵を描き、展示された商品を視察した。BBCはプーチン大統領が絵を描く姿に注目し、「落書きする余裕がある自信ある姿を演出した」と分析した。

こうした一連の歩みに対しBBCは「プーチン氏が1週間全速力で走りあちこちで神出鬼没するように登場した。まるで再選に向けた運動を始めたかのようだ」と分析した。ただ「プーチン氏の権威が前例のない形で挑戦を受けた事件が長期的にどのような影響を与えるかはまだ明確でない」と評価した。

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