宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェブ」が観測する恒星「ＷＤ　０８０６－６６１」と外界惑星「ＷＤ　０８０６－６６１ｂ」の名前に韓国が提案した「マル（Ｍａｒｕ）」「アラ（Ａｈｒａ）」が選ばれた。

８日、国際天文学連合（ＩＡＵ）は昨年１０日に行われた「太陽系外惑星命名公募展」の結果を同日午前０時に発表した。

世界的に行われた今回の公募展には９１カ国、６０３件の名前が提案された。

ＩＡＵ最終選定委員会は各国が提案した候補を検討し、最終２０個の外惑星系の名前を発表した。

マルとアラは科学的な名称とともに固有名詞として永久に使われる。

提案者のイ・ジウさん、キム・スミンさん、キム・ドヨンさん（１７）は「恒星と外界惑星に空が連想される言葉『マル』と海が連想される言葉『アラ』と名付けた」とし「天文学を通じて環境問題を一緒に考えてみたいと思って提案した」と話した。

ＷＤ外惑星系は地球から約６３光年離れており、南の空の星座であるとびうお座に位置している。

太陽質量の約０．６倍にあたる恒星ＷＤ　０８０６－６６１と木星より約８倍重い外惑星ＷＤ　０８０６－６６１ｂで構成されており、恒星と惑星との距離は約２５００ＡＵ（１ＡＵは太陽と地球間の平均距離である１億５０００万キロメートル）だ。