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20代女性殺害事件のチョン容疑者「サイコパス指数」27点以上…10人連続殺人犯よりも高かった

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.08 10:27
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釜山(プサン)で同じ年代の女性を殺害して死体を遺棄したチョン・ユジョン容疑者(23)のサイコパス指数が連続殺人犯のカン・ホスンよりも高いことが分かった。

7日、中央日報の取材を総合すると、釜山警察庁が最近チョン容疑者に対してサイコパス診断検査(PCL-R)を実施したところ、27点以上の点数が出てきたという。

 
これは2005年に妻の母の家に放火して妻とその母を殺害し、2006年から2008年まで女性8人を拉致して殺害した容疑で拘束起訴され、2009年に死刑確定判決を受けたカン・ホスン(27点)よりも高い。

警察はチョン容疑者は犯行を自白したが相変らず犯行動機が明確でないとみて補強捜査次元でサイコパス診断検査を行った。

計20項目の質問事項で構成されたサイコパス診断検査(PCL-R)はサイコパスの本性である罪悪感・後悔・共感の不足、冷淡さ、衝動性、無責任さを評価するために用いられる。

1項目につき0~2点で、総点は0~40点となっている。韓国では通常25点以上、米国は30点以上の場合にサイコパスとみなす。一般人は15点前後の点数であることが分かった。

韓国の歴代犯罪者のサイコパス指数は連続殺人犯のユ・ヨンチョル(38点)、児童性犯罪者のチョ・ドゥスン(29点)、連続殺人犯カン・ホスン(27点)、「奥歯パパ」として有名な殺人犯イ・ヨンハク(25点)などだった。

警察は「人を殺してみたかった」と自白したチョン容疑者の場合、もし死体遺棄後にタクシー運転手の通報で緊急逮捕していなかったら、連続殺人を行っていた可能性もあるとみている。

京畿(キョンギ)大学犯罪心理学科のイ・スジョン教授は前日ラジオに出演して「チョン・ユジョンにサイコパス的な特徴はまちがいなく存在する」とし「情緒、喜怒哀楽がとても特異で一般の人たちと同じではない」と言及した。

あわせて「恐怖や罪の意識のようなものを探してみることは非常に難しい」とし「そのために該当事項はあるがそのまま単なるサイコパスかと聞かれれば、それはもう少し分析が必要な複合的なタイプ」と話した。

チョン容疑者は先月26日午後5時40分ごろ、釜山金井区(クムジョング)にある被害者の家で凶器で被害者を殺害した後、死体を遺棄した。

当時行方不明に見せかけようと死体をスーツケースに入れた後、タクシーに乗って移動し、洛東江(ナクトンガン)付近の森の中に遺棄したが、血痕がついたスーツケースを森の中に捨てる様子を不審に思ったタクシー運転手の通報で緊急逮捕された。

チョン容疑者は就職を準備しながら犯行3カ月前の今年2月から犯行前に「殺人」「死体のない殺人」「殺人事件」などをインターネットで検索をしていたことに続き、地域図書館からは犯罪関連の小説も借りて読んでいた。

普段は放送メディアやインターネットを通じて犯罪捜査番組に多く触れて殺人に対して関心を高めていたことが分かった。

特に家庭教師マッチングアプリを通じて犯行対象を物色していたことから、捕まっていなかったらさらなる被害者が出ていた可能性も排除することはできない。

警察関係者は「週内に検察に最終報告書を提出する計画」と話した。

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    20代女性殺害事件のチョン容疑者「サイコパス指数」27点以上…10人連続殺人犯よりも高かった

    2023.06.08 10:27
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    1日、釜山(プサン)警察庁が身元情報公開審議委員会を経て公開したチョン・ユジョン容疑者の写真。[写真 釜山警察庁]
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