共に民主党が全国各地方区委員会に「福島汚染水反対」の横断幕の掲示現状を報告するように指針を下したことが分かった。

７日、政界によると、民主党は全国市道党委員長の名義で「福島汚染水投棄・水産物輸入反対の汎国民署名運動横断幕掲示案内の件」と題した公文を各地域委員会に発送した。

公文書には「党代表指示事項として中央党組織局から３２回目・３３回目の横断幕掲示件数も報告を受ける予定なので、各地域委員会では下記掲示現状の把握リンクに必ず掲示現状の返信を残してほしい」という内容が記されていた。

横断幕現状報告の様式には各地域委に「福島汚染水横断幕」の掲示数量、横断幕を掲げなかった場合、掲示しなかった理由とともに今後の掲示計画を作成するように指示した。

公文には福島汚染水横断幕の文字やデザインの試案も盛り込まれた。試案に記されている横断幕の文字は「福島汚染水放流、全国民が反対する」「福島放射能水産物輸入、５０００万人が反対する」「福島汚染水放流、塩の心配でどうしよう」「福島放射能水産物輸入？　『日本が先に使え』と政府が言え」などだった。

党は公文書に掲示現状の返信を送るオンラインアドレスを記し、７日午後３時までに回答を残してほしいと求めた。

このような内容の公文書は、ソウルを含む全国市道党に渡された。

党関係者は「通常、党務監査シーズンなどたびたび横断幕の掲示状況を確認する」として「この事案は党が主要視しているため、件数確認を要請したもの」と説明した。

民主党側はこれを受け、李代表が横断幕の掲示現状を報告するように指示したわけではないとし、「２日、最高委員会議は福島汚染水の海洋投棄および水産物輸入反対の国民署名運動状況を点検し、国民向け日広報活動がうまくいくように指示した」という立場を出した。