【コラム】「韓国はもう周辺国でなく中心国…強大国便乗外交を終える時」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.07 10:14
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は5月19日に広島で開催されたG7サミット(主要7カ国首脳会議)に出席したのに続き、7月11-12日にリトアニアで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議にも2年連続で出席する予定という。国際社会が大韓民国に強大国の一員として接し始めたという傍証だ。これには与野党も超党派的に「同意」している。国民の力のキム・ミンス報道官は「大韓民国は心理的G8に入った」と述べた。文在寅(ムン・ジェイン)政権でも朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席秘書官が2021年6月に「韓国が名実共にG8に定着したという評価が出ている」と話した。韓国のG7加入が国家的なトピックになったのだ。
こうした中、ソウル大が変化した韓国の国力と地位を考慮した国家戦略を提示した。ソウル大の柳弘林(ユ・ホンリム)総長が学問の境界を取り払って発足させたシンクタンク「国家未来戦略院」(以下、戦略院)傘下の「世界の秩序変化と韓半島の未来クラスター」が今月初めに出した最初の年次報告書がそれだ。政治外交学部のソン・インジュ教授(戦略院副院長)、イ・ジェジュン研究員ら学者と実務専門家が1年間に30回近く討論した結果だ。来月中に公開される報告書の草案を入手し、内容と争点をチェックした。