豪副首相「尹大統領、韓日関係改善に勇断…我々は中国には言うべきこと言うだろう」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.31 07:45
韓国を訪韓したオーストラリアのリチャード・マールズ副首相兼国防相(56)「韓国は世界と地域内におけるオーストラリアの戦略的最優先国のひとつ」としながら「戦略競争が激化している太平洋地域で韓国と協力していくことを希望する」と明らかにした。マールズ氏は29~30日にソウルと釜山(プサン)で開催された「韓・太平洋島しょ首脳会議(サミット)」にアルバニージー首相に代わって出席した。
マールズ氏は30日、ソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルで中央日報のインタビューに応じ、「オーストラリアの3大交易国である韓国は、歴史的にはもちろん、今後安全保障協力でも大変重要な国」とし「両国間の合同軍事訓練を拡大して、軍事施設に対する接近権を強化するなど両国関係を格上げするための方案を韓国国防部と議論している」と話した。
マールズ氏は前日の首脳会議出席に続きこの日午前に李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防長官と会合した。続いてソウル龍山区梨泰院路(ヨンサング・イテウォンロ)にある戦争記念館で献花を行い、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を表敬訪問した。午後には板門店(パンムンジョム)共同警備区域(JSA)を訪問するなど忙しいスケジュールを消化した。オーストラリアは韓国戦争(朝鮮戦争)参戦国でもある。マールズ氏は「戦争記念館で祖国のために犠牲となった韓国人、韓国を守るために命を捧げたオーストラリア国民のことが頭をよぎり胸が熱くなった」としながら「第2次世界大戦当時、最大の援助受益国だった韓国は北朝鮮の脅威を抱えながらも今日の経済的奇跡を成し遂げた」とし「そのような国をこの目で直接見ることができて非常に有意義に思う」と話した。