「米中」に挟まれた半導体…韓国政府、救援に乗り出す(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.25 07:56
韓国政府が、米国のCHIPS法の補助金を受ける企業が中国国内の半導体工場の生産能力を拡張できる範囲を2倍に増やしてほしいと米政府に要請した。これに先立ち米政府は政府補助金を出す条件として「懸念国」や「先端半導体」は10年間に5%以上、「汎用半導体」は10%以上生産量を増やす場合には補助金を還収すると明らかにしている。
23日付の米連邦官報によると、韓国政府は米商務省が3月に公開した半導体支援法ガードレール(安全装置)条項細部規定案に対する意見書を通じ、「ガードレール条項が米国に投資する企業に不合理な負担を課す方式で施行されてはならないと考える」と明らかにした。続けて「こうした脈絡から韓国は米政府の規制案にある『実質的な拡張』と『汎用半導体』、その他主要用語に対する定義を再検討してほしいと要請する」と付け加えた。また、中国など「懸念国」との共同研究や技術ライセンシング(特許使用契約)をすれば補助金を返還しなければならない「テクノロジー・クローバック」条項にともなう活動制限範囲もより明確にしてほしいと要請した。