韓国防衛事業庁、死亡リスクの高い「形だけ防弾服」を不良と知りながら5万着購入
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.18 16:03
軍兵士が使用している防弾服4万9000着余りのうち、ほとんどが性能が基準に満たず、兵士を危険にさらしているという韓国監査院の監査結果が出た。
18日、監査院が公開した監査報告書「兵士の服務環境改善推進実態」によると、防衛事業庁は2021年12月、軍需業者A社から防弾服5万6280着・107億7800万ウォン(約11億円)分を購入する契約を締結した。
監査院によると、国防技術振興研究所は防弾服の納品契約を結んだA社が性能試験を行う特定部位に防弾素材を追加で重ねていた事実を知りつつも、昨年2月にこの防弾服を製作するよう承認した。また、この事実を試験機関に知らせず、重ねた部位で射撃試験を行い、性能基準を満たしていたことが分かった。