【コラム】「サイダー」のような外交、「麦茶」のような外交=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.15 11:57
米国とは昨年5月の韓米首脳会談で前政権時代に起きた不信の隙を埋め、韓米同盟70周年を記念した4月国賓訪問を契機に信頼と結束を強化した。独自の核武装までではないが、核協議グループ(NCG)の創設を盛り込んだ「ワシントン宣言」で国民の不安をかなり和らげた。バイデン大統領の公開警告のように、もはや北朝鮮はむやみに挑発すれば、政権の終末を甘受しなければならないだろう。
日本に向けて尹大統領が先制的に提示した強制徴用解決法は海外で好評を得たが、国内では冷やかな反応が多かった。それは尹大統領が和風オムライスの味にハマり、あるいは岸田首相が好感をもてたからではない。国際秩序の急変を考えると、文政権時代のように日本と対立し続ける余裕はない。韓日葛藤を解消し、韓日米安保協力を強化しなければならない。岸田内閣は、尹大統領が生かしたモメンタムを政治的に楽しむことに汲々とせず、前向きに応じてほしい。