【コラム】韓国、日本との共生…険路だが未来路(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.05.13 12:03
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の3月16、17日の日本訪問に続く岸田文雄首相の5月7、8日の韓国答礼訪問で「シャトル外交」が12年ぶりに復元された。しかし韓日関係の正常化まではまだ険しいイバラの道が続く。岸田首相は今回の訪韓で「私自身、当時、厳しい環境のもとで多数の方々が大変苦しい、そして悲しい思いをされたことに心が痛む思い」と過去の問題にに対する個人的な所見を明らかにしたが、全員を満足させるには依然として不足している。
にもかかわらず、韓日関係が今後大きく発展するだろうという希望を抱くには十分な転機を迎えた。実際、2022年に中断したシャトル外交の再開だけでも大きな進展であるのは間違いない。尹大統領が3月に徴用賠償に対する解決策を提示した後、これまでに成し遂げた所期の成果よりも、今後展開される新たな章がさらに期待される。韓国政府が先に水を入れたコップの残り半分が追加で満たされるためには、両国政府と韓国の与野党、両国国民の思慮深い参加が必須であることは言うまでもない。