韓国の福島視察団、試料採取・検証より現場確認に重点
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.05.13 08:56
韓日両国が12日、ソウル外交部庁舎で福島原発汚染水現場視察団の派遣をめぐる局長級実務会議を開き、視察団の規模と視察範囲などについて議論した。視察団は20人ほどで構成されるという。ただ、試料採取を含む別途の検証ではなく、従来の放出施設を目で見て安全性検証のための資料を確保するなど「現場確認」に重点を置くという見方が出ている。
この日の実務会議は、視察団の性格などをめぐり両国の立場に温度差が感知される中で開かれ、関心を集めた。会議の名称も外交部は「局長級会議」と明らかにした半面、日本外務省は報道資料に「説明会(英文資料にはブリーフィングセッション)」と明示した。汚染水問題をめぐり韓国と2国間協議をするような形を避けようという意図があるという解釈が出てきた。