韓国政府が１２日、福島汚染水視察団に関するブリーフィングで▼安全規制分野の最高の専門家で構成▼海洋放出過程全般に対する安全性の検討▼国民の健康と安全を最優先とする厳正な対応－－という立場を繰り返し強調した。

国務調整室の朴購然（パク・グヨン）第１次長はこの日、政府ソウル庁舎で行った視察団派遣関連のブリーフィングでこのように明らかにし、「具体的な規模は今日午後に開かれる韓日間の実務協議で議論し、決定すればすぐに説明する」と述べた。

続いて「今まで安全性の検討を担当してきた専門家を検討中」とし「今後のモニタリングでも専門性・持続性の側面で効果的と判断される」と話した。

朴次長は今回の視察団の検討範囲について「視察活動の目的は海洋放出過程全般にわたる安全性を検討するためのものだ」とし「汚染水浄化および放出施設全般の運営状況と放射性物質分析力量などを直接確認し、我々の科学的・技術的分析に必要な情報を把握する計画」と説明した。

朴次長は「韓日首脳会談で岸田首相は『首相として自国民、そして韓国国民の健康や海洋環境に悪影響を与えるような形での放出を認めることはない』を約束した」とし「これまで日本が公開してきた資料と日本から追加で受けた資料を基礎に、今回の視察を通じて現場で確認まですれば、総合的な安全性検討と分析が可能だと期待する」と述べた。

尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領と岸田文雄首相は７日の首脳会談で視察団の派遣に合意していた。