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【時視各角】尹錫悦大統領の演説に米国が魅惑された本当の理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.11 10:51
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「韓米同盟は自由、人権、民主主義という普遍的価値で結ばれた価値同盟だ」。

23回の起立拍手がわき起こった43分間の演説はこのように締めくくられた。先月27日の米上下院合同会議演説で最も話題になったのは尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の英語の実力だった。1980~90年代を風靡した「第1世代英語講師」のオ・ソンシクさんが「英語にも、スピーチにも一家言あった。本当に満点だった。英語の実力は私の想像を超越していた」と評価した。北朝鮮の核と米朝関連の主要職務を広く経験した38年のキャリアを持つ外交官も私席で「発音が私よりはるかに良く、英語の実力も私より上」と告白しており、あえて他の蛇足を付け加える必要はない。

 
英語の発音よりも正直さらに驚いたのは大統領の「ステージマナー」だった。「ホワイトハウスにはBTSが先に行ったが、議会には幸いにも私が先に来た」と適切なタイミングでジョークを混ぜた。韓国企業が工場を作った地域の議員を称えて「精密打撃」する場面もあった。当然事前の演出はあったが、舞台興奮症がある人にはこなすのが簡単でないパフォーマンスだった。視線処理や動作に不自然な部分があまりなかった。どんな環境でも萎縮したり怖じ気付いたりしないという特有の強心臓が外交舞台で大きな資産になるという点で興味深かった。

米CBS放送がユーチューブに上げた動画の再生回数が16万回を超えるなど興行も期待以上だった。92歳の韓国戦争(朝鮮戦争)参戦勇士が「韓国を守るためのわれわれの献身を支持してくださり感謝する」とコメントをし、尹大統領が「心からのメッセージに感謝する」という回答を寄せたその動画だ。大統領室は「平凡な米国市民も共感を送っている」と説明した。現場であふれた議員の反応でもまだワシントン政界に残っているという演説の余韻は単純に英語の発音やパフォーマンスの完成度だけではうまく説明できない。それで米国政治に明るい専門家らは尹大統領が説明した過去の米国の姿と現在の米国が直面した現実の差に注目する。

「自由の中で生まれた国、人間はみんな平等に創造されたという信念によって立てられた国、米議会は234年にわたり自由と民主主義の象徴だった。ともに自由を守った米国の偉大な英雄を永遠に記憶する。いま私たちの民主主義は危機に直面している。民主主義は自由と人権を保障するための共同体の政治的意思決定システムだ。血と汗で守ってきた大切な民主主義と法の支配システムが崩れないよう力を合わせて勇敢に戦わなければならない。韓国は米国とともに世界市民の自由を守り拡張する『自由の羅針盤』の役割をしていくだろう」。

自由と平等、民主主義と法の支配など過去の米国の価値はトランプ時代を経て薄められてきた。トランプ前大統領の起訴は政治報復の代わりに交渉と妥協で対立を解いてきた米国政治の伝統まで変えた。陣営対立も深刻だった。こうした現実に疲れた米国人がこれまで忘れて暮らしてきた米国的価値を考え直す契機を尹大統領が提供したという解釈が出ている。演説の中に登場した韓米同盟という鏡を通じて米国人が自身の本来の姿と向き合うようになったという意味だ。「自由」が信念である尹大統領の価値中心演説は韓国人にはおなじみのレパートリーだが、米国人は別の角度から意味を探すこともできただろう。大統領の演説を報道した日本のメディアもやはり「尹氏は信条とする『自由』という言葉を40回以上使用した」(読売新聞)としてこの部分に注目した。個別の懸案の代わりに大きな枠組みで重みのある話題を投げかけるという尹大統領の演説戦略が結果的に合致したのだろうか。

極端な政治二極化と相手の悪魔化、陣営対決による心の病気は韓国人が米国人より決して少なくはない。米国人の心を動かした尹大統領が韓国国民の心を動かせない理由はない。就任1周年、新たな誓いはまさにその地点から始まらなければならない。

ソ・スンウク/論説委員

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    2023.05.11 10:51
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    米国を国賓訪問した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が先月27日(現地時間)ワシントンDC国会議事堂で開かれた米上.下院合同会議で'自由の同盟、行動する同盟'を主題で演説をしている。カン・ジョンヒョン記者
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