154人の命奪った、韓国梨泰院ハロウィーンの悲劇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.31 07:09
「やっと生きて出てきた」。
29日午後10時25分ごろ、ソウルの地下鉄梨泰院(イテウォン)駅1番出口近くの路上である女性が座り込んで大声を張り上げた。そばにいた友人は道行く人に向かって涙声で「119に電話してください」と話した。
しかし通り過ぎる人のほとんどは大型事故に感づくことができなかったようだ。歩くのが困難なほど人波が集まった中、クラブなどあちこちで音楽が大きく鳴り響き騒がしかったためだ。ある通行人は「人が運ばれて行くのにゾンビの仮装をしているので最初はなにかコントをやっているのかと思った」と話した。