トリチウム、フランスのほうが多く排出? 被ばく避けられない? 日本の汚染水を確かめてみた(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.03 07:53
(2)日本が放出するトリチウムの総量は危険な水準か
汚染水に含まれたトリチウムの量がどれくらい危険な水準なのかも議論になっている。東京電力によると、日本は年間22テラベクレル(TBq)以下のトリチウムを排出することになる。現在タンク内の汚染水に入ったトリチウム総量は概略780テラベクレルになると推定される。1TBqは1兆ベクレル(Bq)だ。トリチウムの半減期を考慮すると汚染水内のトリチウム総量もますます減少する。このような点を考慮して国際基準に該当する水準に合うようにトリチウムを海水で薄めて約30年かけて放出する計画だ。
韓国科学技術院(KAIST)原子力・量子工学科のチョン・ヨンフン教授は「通常の雨水の中のトリチウムは1リットル当たり1ベクレル水準で、海中のトリチウムは1リットル当たり0.01ベクレル水準」としながら「太平洋海に流れて行った福島発トリチウムはこの数値にほとんど影響を及ぼすことはない水準」と説明した。