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「8億ウォン保険金狙った『渓谷殺人』」…イ・ウンヘ被告、無期懲役に不服上告=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.02 10:26
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「渓谷殺人事件」の1・2審で無期懲役を宣告されたイ・ウンヘ被告(32)が判決に従わず上告した。

1日、法曹界によると、イ被告はこの日ソウル高裁刑事6-1部(ウォン・ジョンチャン、パク・ウォンチョル、イ・ウイヨン部長判事)に上告状を提出した。

 
これに先立ち2審は「被害者とイ被告の間の心理的主従関係形成に関連し、ガスライティング要素があるとは判断するが、支配したかどうかについては不明」とし、水中に落ちた被害者を故意に助けなかった間接(不作為)殺人と判断した。

ただしイ被告が保険金8億ウォン(約8200万円)を狙って二度の殺人未遂と殺人を犯し、良心の呵責もなく保険金を請求して逃走したとし、1審と同じ無期懲役を宣告した。

検察はまだ上告状を提出していない。だが、これまでイ被告が被害者のユンさんを心理的に支配する「ガスライティング」を通じて直接殺人したと主張してきたことから、近く上告するものとみられる。これに伴い、最終的に大法院(最高裁)でイ被告の殺人容疑について審理することになるとの観測が出ている。

イ被告は共犯のチョ・ヒョンス被告(31)とともに2019年6月30日京畿道加平郡(キョンギド・カピョングン)の龍沼(ヨンソ)渓谷でユンさんを水に落として殺害した容疑で起訴された。2人は2019年2月と5月にフグの血などを混ぜた食べ物を食べさせたり釣り堀に落としてユンさんを殺害しようとした容疑ももたれている。

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