米国は果たして韓国を守るだろうか…拡大する戦争の恐怖、アジア太平洋諸国で軍備競争(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.30 11:47
南シナ海の領有権をめぐって東南アジア諸国と中国の紛争も高まっている。2月に中国軍の艦艇が軍用物資補給作戦を進めていたフィリピン船舶にレーザーを照射し船員が一時的に視力を失う事件が発生したりもした。シンガポールとインドネシアは中国の脅威に対抗して潜水艦を追加で購入し海軍力を強化した。
中国と約3500キロメートルにわたり国境を接しているインドもやはり2020年に国境地帯で中国軍とインド軍が衝突しインド軍側で20人の死者を出してから多連装ロケット砲とブラモス超音速巡航ミサイル、軽戦闘ヘリコプターなどを国境地帯に配備している。ニューヨーク・タイムズは「習近平中国国家主席は台湾を統制して『ひとつの中国』の原則を達成し、南シナ海への接近を制限するなど域内の『規則制定者』として米国を押し出すという目標を明確にした。これに対する対応として隣国が『ハードパワー』に視線を向けている」と分析した。