日本原発汚染水の放流が間近に…韓国政府、国民を安心させるために総力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.25 07:02
韓国政府が間近に迫ってきた日本福島原発汚染水の放流を控え、総力対応に出ている。産経新聞は22日付で、東京電力が福島原発汚染水の海洋放流設備の工事を6月末に完了し、早ければ7月から稼動すると報じた。
汚染水とは、2011年3月11日東日本大震災当時、福島原発事故が起きた後、溶けた核燃料を冷やすために注入した冷却水のことをいう。これには人体に致命的なセシウム137、ストロンチウムを含む放射性物質が60種以上含まれている。東京電力は汚染水に水を混ぜて放射性物質であるトリチウム(三重水素)の濃度を基準値の40分の1に希釈して放出する計画だ。放流だけで数十年がかかる。
輸出規制、徴用問題とともに韓日関係「3大議題」に選ばれる福島汚染水放流問題が水面上に浮上するや政府も忙しくなっている。共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は「26日(現地時間)、米国で開かれる韓米首脳会談で(福島汚染水の放流問題を)正式議題に上げ、米国の前向きな立場を引き出さなければならない」と圧力をかけた。