スーダン韓国僑民救出特命…390人救った「ミラクル作戦」のKC330も出発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.24 17:15
軍閥間の武力衝突が激化しているスーダンで僑民退避任務に出た韓国軍が使用可能の手段を総動員している。陸路、空路、海路を組み合わせ極度の保安の中で最適な退避ルートを実行に移すという計画だ。
韓国軍当局は23日午後8時、空軍の多目的空中給油輸送機KC330を釜山(プサン)から離陸させた。軍はKC330の目的地を明らかにしていないが、航路追跡サイトの「フライトレーダー24」によるとこの機体はスーダン周辺に向かうとみられる。KC330は300人ほどの人員と47トンほどの貨物を運べる。航続距離は1万5000キロメートルに達し世界のどこからでも撤収作戦が容易だ。KC330は2021年8月にアフガニスタンの首都カブールがタリバンにより陥落した際にアフガニスタン特別寄与者と家族390人を救出する「ミラクル作戦」を遂行した。
これに先立ち22日に空軍輸送機C130Jはスーダン僑民退避任務を遂行するためジブチの米軍基地に到着した。ここには陸軍特殊戦司令部707対テロ特殊任務隊と空軍空挺統制使、警護要員、医務要員ら50人ほどが搭乗した。陸軍最精鋭部隊に選ばれる707特殊任務隊が海外任務に投入されたケースは多くない。この部隊は2007年にセンムル教会信者拉致事件の際に派遣されたことがある。