【コラム】緻密な金大中の対日外交、韓国大統領室と民主党に重い直球で教訓与える(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.17 11:49
◆「サクラ」批判にも「国交正常化は不可避」
金大中-小渕宣言の中で最も論議を呼んだのは日本大衆文化の開放だった。韓国国内では「開放は時期尚早、韓国が文化植民地になる」という反発が強かった。にもかかわらず決断を下した理由について金大中はこのような言葉を残した。「我々の国民と文化の底力を信じた。中国文化圏にありながらもなぜ同化されなかった。中国文化を受け入れて我々の文化に再創造した独創性のためだ。文化は歴史の一つの時点の優劣で判断して交流することはできない。日本文化を防ぐのは恥かしいことだ」。