【社説】半導体寒波と経常赤字…「財政防波堤」しっかり積み上げなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.10 12:00
韓国の製造業生産の10%、輸出の20%を占める半導体景気が酷寒期を迎えている。サムスン電子の不振が予想より深刻だ。7日に公開されたサムスン電子の1-3月期業績は「アーニングショック」の水準だった。1-3月期の営業利益は6000億ウォンで1年前より96%も減った。四半期営業利益が14年ぶりに1兆ウォン未満に落ちた。通貨危機以降で初めてメモリー半導体減産カードも切った。
半導体輸出不振は対外健全性指標である経常収支の悪化につながった。2月の経常収支は2カ月連続の赤字だ。1月より赤字幅が大幅に減り、韓国政府は依然として年間200億ドル台の経常黒字を予想しているが、軽く見るべきことではない。経常収支2カ月連続赤字は2012年1~2月から11年ぶりだ。経常収支赤字基調が続けば外国為替市場が不安になりかねない。1997年の通貨危機の時もそうだった。