ロシアでスパイ容疑 20年刑の危機…シェフ志望の米国人記者
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.03 08:18
ロシアのウラル山脈近隣都市エカテリンブルクの飲食店。先月30日午後、ある米国人が入った。ウォールストリートジャーナル(WSJ)所属のモスクワ特派員、エバン・ゲルシュコビチ氏だ。31歳のゲルシュコビチ氏は英エコノミストとBBC、仏AFP、米ニューヨークタイムズ(NYT)など有数のメディアに記事を書いて経歴を積んだ後、WSJに入社した。多くのメディアで活動したが彼の関心分野は一つ、ロシアだった。
彼はこの日、取材のためにエカテリンブルクを訪れた後、遅い昼食のために飲食店に入った。彼の同僚が「今日の健闘を祈る」とメッセージを送り、彼は「ありがとう、取材して状況を報告する」と答えた。その後、彼のスマートフォンは誰も受けず、メッセージを送っても返信がなかったと、WSJは先月31日付の記事で伝えた。ロシア情報当局が「ロシア軍産複合企業の情報を入手して米国に提供した」という容疑で彼を逮捕したからだ。